2025年5月号 社長の手紙

海外と日本との差
皆さん お疲れ様です。
最近、外食においてのニュースでよく目にするのが、インバウンドの増加による商品の金額についてです。
築地でインバウン丼 1万円など、海鮮丼を、日本人が一般的に食べることのできる金額の
数倍で提供していることが物議を醸しました。
端的に私の意見としては、一概に高いよね。ぼったくりだよね。
というには違うのかなと考えてます。
日本で「フレンチ」というと高級で、ドレスコードがあり、格式が高いなど、そういう非日常的な店舗が多いですが、それは逆もしかりで、
海外においては、「日本食」というものが非日常でおしゃれなものである と。
アメリカでラーメンを食べると2000円以上する。
これは 「まじかよ!!」
と思いますが、実際それは物価の差であって、居酒屋にいけば1~2万はしますし、
寿司屋なんて2~3万 下手したら5万以上なんてお店がいくらでもあります。
そもそもドリンク一杯2000円ですし、チップは20%ですから。
そんなところで生活は無理!
と思うかもですが、アルバイトさんでも給与が1000万あるなど普通ですので、
日本でビール500円で飲むのとそこまで大きな差はないです。
ではそんな物価の差、世界と日本の差 を考えると今、私たちは、飲食業として何をすべきであろうか。
日本の良さとは、人間性であり、おもてなし であり、サービス業のレベルの高さ、
特に食文化の高さでは世界に誇れるものをもっていると思います。
私たちがするべきなのは、日本の繁盛店を海外にどんどん出店させていく事だと。
日本の飲食は安すぎます。構造的な問題もあると思いますが、それでも安すぎます。
徐々に生活物価があがり、インフレの方向に進むことで、給与があがり、価格の高騰にも慣れ、
それが日常になっていくと海外の物価に近づいていくのかなと。
私たち日本の飲食企業は海外に出るには為替の問題で、かなりのコストをかけて出店をすることになりビジネスとして、リスクをはらみます。
ですが、成功したときは大きなリターンを得られると同時に、この成功した経験 というのが海外展開において非常に大きな経験となります。
私たちは数か国出店をしていく計画を立てており、メンバーを募集してます。
京都の企業である というブランドをいかしながら、素晴らしいお店を海外で出店し、
そしてその地域で繁盛店を作る。
ただ、どこの国でも会社の3か条の中の1つである
「日常の小さな贅沢を演出する組織である」
という理念をぶらすことなく、
そんな素敵な体験を世界でも広げられたらな
と思います。
ぜひ身近にいる社員さんに海外興味ある など伝えてくださいね!
一緒に世界戦やりましょう!!

織田裕貴 代表取締役